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虹に電話
20070822(ス)  ゴッホ


 

ゴッホが見れるということで、
箱根の美術館にいく。
小品が一点だけど、すばらしかった。
みたことのない作品だった。
ロックで、やっぱりかっこイイ。
もっていたいゴッホだった。
僕が初めて買った画集はゴッホだった。
中学3年生のころで、
美術の教科書でゴッホは大好きだった。
この画集は何回も何回もみたし、
そのうち開いて見るのがめんどうで、
カッターで全部ばらして部屋中にはっていた。
野山を歩いて、ゴッホのように絵をかいていた。
今でもゴッホの画集をみると、
思わず買ってしまう。

それにしても
ここのコレクションはとてもよかった。
多くのひとが親しみやすいコレクションで、
ゴッホだけじゃなく、
モネ、ルノアール、ボナールなどなど。
それと、大好きな熊谷守一さんもみることができた。
ここまではよかった。
そのあと、ミュジアムショップで
トード・ボーンチェのお皿や掛け時計を見る。
デザインとしてあらためて細かく見てしまった。
完成度があり素敵だけど、
植物のリアリティが適当なのに驚いた。
いろんなものを短時間に見たせいか
このあたりから、頭の中がもやもやしてきて、
もう1度みてまわる。

僕にはゴッホ、ボナール、熊谷守一と、
トード・ボーンチェは違うタイプなのに
それぞれ好きな自分がわからなくなってきた。
すばらしいものは、すばらしいでいいと思うけど、
僕のココロの幅のこと? 
絵とデザインということ?

ゴッホ、ボナール、熊谷守一は、
リアルと向き合い、リアルを借りてきて、
自分の内面をキャラクタライズしているもの。
でも、一方のトード・ボーンチェのものは
記号の変容性のコラージュがきもちいいはず。
軽い記号の変容性を借りてきて、ファンタジーとして、
自分の内面をキャラクタライズしているもの。



リアルと記号との違い?
絵とデザインのこと?
僕はこれをひとつにしたいんだろうか?
ぶっちぎりたいんだろうか?
ないものねだりだろうか?
どうでもいいこと・・・?

・・・・・・・・・・・・・・・・?

暑いせいか、謎の多い毎日です。
終日、ビョークのヴェスパタインを聴く。
3時におやすみ。

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