niji-zou(c) 2009 Shuzou Hayashi / butterfly・stroke inc. All Rights Reserved.
 


にじぞう と ニック・スミス
2006.6.02


 


第1回

 
レイ・ハラカミさん
ツアー情報
※この映像は「niji-zou」の中から部分的に使用しています。
PVバージョンを見る

こんにちは、ニック・スミスです。
これから綴るテキストは
“にじぞう”のアニメーションのことや、
個人的なメモの様なものです。

作品を作りながら常日頃考えていることや
モノ作りの具体的な話を書いてみます。
時々、話が脱線するかもしれませんが
どうぞ気侭におつき合い頂ければ嬉しいです。

よし、ではスタートです。

* * * * * * * * * * * * * * * * *

青空に虹が現れ七色のシグナルが点滅。
このアニメーション、言うならば
“にじぞう SHOW!” の、はじまり、はじまり、
という感じでしょうか。

にじぞうからのメッセージ。
ピピピと、、うーむ、
何か大切な事を伝えようとしているぞ!

幾何学的なサークルの反復運動、、、
点や線は、動くことによって、そこにリズムが生まれる。
この「リズム」というものについて少し考えてみよう。

これは僕らの体に生まれながらに染み付いているもので、
例えるなら体内時計のようなモノだろう。
ピ・・ピ・・ピ・・と
遺伝子レベルで体に訴えかけてくる。
見てると気持ち良くなってくるのは
僕だけではないはずだ。

この気持ち良い動き!

身体の全神経、全細胞を集中させて
動体視力をフル活用する、0コンマなんとかの
戦いだ!・・とこれは大袈裟だが
この「動きのマジック」の虜になって
僕は映像を作らずにはいられない身体になった。

と、早くも話が脱線しそうだが、
この信号が、誰かのハートに飛び込んで
何か暖かいものに結びつくんじゃないかと
そんなことを考えながら
にじぞうのアニメーション作りはスタートした。

続く
バックナンバー