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にじぞう と ニック・スミス
2006.8.11


 


第7回

 
レイ・ハラカミさん
ツアー情報
※この映像は「niji-zou」の中から部分的に使用しています。
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前回、憧れた世界という書き方をしたが
そう考えると、今でもそんな子供の頃の憧れを
たくさん引きずっている。
冒険ものや、西部劇、宇宙開拓者、、と
言い出すと切りがない?
このにじぞうのアニメーションの中にも
サブリミナル効果のように
そんなものが刷り込まれている。
いや、冗談のような本当の話だ。

にじぞうが、力強く前進するイメージは
僕の中で、そんな夢の世界の、
勇気や希望のようなものに似ている。
西へ西へと向かう感覚。

にじぞうが、明るい未来に向かって突き進んで行く。

海を超え山を超え、ブンブンと!

可笑しな言い方だが、
僕は何処か、作品を見てくれた人に、
クスッと笑って欲しいと思うことがある。
腕を組んで、難しい顔をして見つめられると
伝わりにくいのではないかと心配になるからだ。

しかめっ面を見ると、なんとかして笑わせたい。
語弊があるかもしれないが、大袈裟に言うと
頭に血がのぼって怒鳴っている人などを見ると、
笑いが込み上げてくるような、そんな感覚だ。
時と場合によるが、
笑いというのはリラックスする一番の方法である。

話がそれたので、元に戻すと、
そんな思いも少し、個人的な作品作りには
取り入れてきたように思うが、
上手くいっているかどうかは、まだ分らない。

にじぞうが凄い勢いで爆進する様は
言ってしまえば、そんな思いによるところである。


続く



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