niji-zou(c) 2009 Shuzou Hayashi / butterfly・stroke inc. All Rights Reserved.
 


にじぞう と ニック・スミス
2006.9.8


 


第11回

   
※この映像は「niji-zou」の中から部分的に使用しています。
フルバージョンを見る

僕は、ハラカミさんの音楽「ボンッ、ボンッ」という
力強い音を聴いていると
にじぞうの作者、林さんのイラストの持つ、
「力強さ」とシンクロしている様に感じて
相乗効果で心がわくわくしてきます。

にじぞうアニメでは、
林さんの持つ永続的な力強さが、
映像からも伝わるようにと思い、
短いカットの繰り返しや、あえて引っ掛かりのある
映像で構成していますが、この感じは
とてもこだわりたかった部分です。

僕もスケッチブックに向かって過ごす時間が大好きで、
学生の頃からずっと続けていますが、
スケッチブックに向かう時の気持ちは?と言うと、、、
これはなんというか、これまでにない新しい物を描かなくては!
と思ってみたり、静かにうんうんと唸ってみたり、、
でも結局はいつも、自分に気持ちの良い手癖で、
いつも似たような絵を描いてしまいます。

破壊と生産!というと大袈裟ではありますが、
スケッチブックに向かっていると
だんだんと頭の中が空っぽになってきて
延々と続く落書きを繰り返すことで
次第に何かブラッシュアップされていく様な気がするのです。

それはもしかしたら、僕の場合ですが、
心の整理だったり、休息だったり、
逆に、安上がりな修行の様にも思えます、笑。

もしも夜中に、ぽっかり時間が空いてしまい
手持ち無沙汰で困ったり、何かで途方に暮れていたら
ぜひスケッチブックに向かってみることをお勧めします。
ふと面白いものに出会えるかも?しれませんね。

何冊ものスケッチブックに渡って
にじぞうを描いている林さんのエネルギー!
改めて、心から尊敬と共感を感じます。


続く



バックナンバー